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〈広告好きの「偏向的」本棚 vol.2〉 写真の本質(原題:The Nature of Photographs)/スティーブン・ショア著


 


写真の本質(原題:The Nature of Photographs)/スティーブン・ショア著


 

タイトルを「本」縛りにしてしまったので、早くもネタに苦しんでます。
ハウツー本には無い、広告やデザインのヒントになる切り口を見つける為に
頭を鍛える意味でも可能な限り続ける所存ではございますが
3回くらいで終了する可能性もあります。予めご了承ください。

 

今回取り上げる「本」は僕の好きな写真家でニューカラーの巨匠
スティーブン・ショア】が写真家を志す人に贈る教科書的な本として書かれました。
(彼は実際芸術学校の教授でもありました)

 

自分の作品をはじめ他の著名な写真家や一般人の写真を元に
写真を「記録」や「写っているだけ」ではなく、「作品」にしていくプロセスが解説されています。
とくに重要な要素として
●視点(どこから正確に写真を撮るか)
●フレーム(何を正確に入れるか)
●時間(いつ正確にシャッターを切るか)、
●焦点(どこにピントを合わせ焦点面で何を正確に強調するか)
を取り上げており、これらの要素を基に、
どう選択して組み合わせるかを作者自身が選択しなければならないと説いています。

 

広告やデザインもやはり同じで、
伝えたい情報が多いと全部が同じ様に見えて返って印象が弱くなるのはよくある話なので
文字情報としての5W1Hはもちろん、
●視点(消費者の求めている情報に向かっているか)
●フレーム(告知するのにどの媒体が最適か)
●時間(折り込まれる、または投函される時期)、
●焦点(告知したい情報に優先順位をつける)
という風に組み立てて、視覚的にもクライアントが求める印象に
消費者を誘導しなくてはならないのだと思います。
そのために必要な情報以外は極力排除(優先順位を下げる)していくことが
求められると思います。

 

我々の仕事はもちろん、自分が伝えたい情報だけを載せれば良いという事では成り立たないのですが、
ともすればクライアントの意向を受け取りすぎて紙面に詰め込みがちになる傾向にあるので
広告代理店やデザイナーは「何を一番につたえたいか」「それがお客様の求めているものなのか?」
という事を常に頭においてクライアントと共に広告を創って行かなければならないのではないかと思います。

 

と、真面目に書いてみましたが 結局写真が撮りたくなってしまいました(^^)

 

・〈広告好きの「偏向的」本棚 vol.1〉 みんなに好かれようとしてみんなに嫌われる(勝つ広告のぜんぶ)/ 仲畑貴志著

 


 

 

【デザイナーブログ】は普段、折り込みチラシやパンフレット・DMなどの広告を実際にデザイン制作しているサンクスのデザイナーブログです。毎回筆者が交代しますので様々な内容でお楽しみいただけます。

 


 

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